フランスで最も美しい村ーConques-1

巡礼10日目の5月18日「美しい村」コンクに向かう。 3日連続の「美しい村」である。最近は日本からのツアーに組み込まれ嫌な予感がする。

谷間にひっそりと佇む村の為、自動車道を外れ急で足元の悪い山道を300m近く一気に下る。一寸不安になった頃村役場Mairieが現れた。 

f:id:peregrino:20181101164243j:image

更に進むと家並みに入る。観光客とは反対からのアプローチの為人影は無く、「美しい村」の片鱗が伺われる。

f:id:peregrino:20181101164519j:image

石を素材とした屋根、壁、舗装。灰色で統一されながら微妙に変形した甍の波。私の好きな景観の一つである。

f:id:peregrino:20181101164639j:image

そして、村の中心をなすサン・フォア修道院付属教会の尖塔が姿を表す。

f:id:peregrino:20181101164930j:image

先ずは観光案内所に寄り地図をゲットし宿の所在を確認する。日本語の地図は有難いがへそ曲りの私には何となく旅情を削がれる感じがする。

f:id:peregrino:20181101164035j:image

宿でシャワー、洗濯を済まし村内散策に出かける。人口は300人に満たない小さな村の為地図を片手に気の向くままにぶらつく。路地の上には渡り廊下が有り両側の家が繋がっている。

f:id:peregrino:20181101165304j:image

 人気観光地でありながらバカンス前と言うこともあり比較的人影は少なく、のんびりと時を過ごしている。

f:id:peregrino:20181101165631j:image

紀元はローマ時代らしく確認はしていないがそれらしいものが目に入る。

f:id:peregrino:20181101165733j:image

狭い抜け道も楽しめる。赤い薔薇がいいアクセントになっている。

f:id:peregrino:20181101165854j:image

集落の多くは自衛の為の要塞となっているが、ここにもその遺構が残されている。

f:id:peregrino:20181101170129j:image

地元の人が山羊を連れて歩き生活も垣間見える。

f:id:peregrino:20181101170233j:image

村内を軽く一回りした後、本命の教会に向かう。長くなるので次回に紹介する。