記憶のかけらー奏でる人

歩いていると様々な形での演奏活動に出会うことがある。

 

聖地Santiago  de Conpostelaに到着すると、巡礼事務所に行き巡礼証明書を入手する。大聖堂で執り行われる巡礼者の為のミサで、11時までにその証明書を入手した人の国別の人数が読み上げられる。私も日本からの一人として読み上げられる。巡礼者の異臭を浄化すると伝えられるボタフメイロ(大香炉/写真上部)が聖堂上部で壮大にスィングする。必ず実施されるとは限らないが、私は運よく4回とも出会えた。この日には幸運が重なり、演者は不明であるが大聖堂でのギター独演会にも出逢えた。

2014年6月23日 最高のステージ スペイン/Santiago de Compostela   「北の道」

 

ローマ、イスラムキリスト教と様々な時代を経たポルトガルの古都Evolaエヴォラ。一つの城壁の中にその痕跡が渾然と同居している。因みにあの天正遣欧少年使節団も滞在したと言う。広場で展開しているイベントもいわゆるポルトガルに拘らない。でも、それはそれでポルトガルの歴史を感じさせる。

2013年6月7日 ポルトガルって ポルトガル/Evola after 「ポルトガルの道」

 

FigeacフィジャックからCahorsかオールまでは巡礼路が三つに分かれる。選んだルート以外のルート上の巡礼地Rocamsdourロカマドールへは鉄道と6kmの徒歩で往復した。渓谷沿いに延々と続く門前町?を歩いていると前方から笛太鼓を奏でながら歩いてくる集団に出会った。沿道の古い家並み包まれて演奏を聴いていると、中世の世界に入り込んだと思われる感覚に陥った。

2018年5月20日 時代が蘇る フランス/Rocamadour   「ル・ピュイの道」

 

銀座のggg大日本印刷が文化活動の一環として運営しているグラフィックデザイン専門のギャラリーである。銀座をぶらつく時には必ず立ち寄る。時には展示スペースでのイベントに出会う時がある。

2019年11月14日 聴きながら観るか、観ながら聴くか 日本/銀座 街歩き