2021-12-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶のかけら–宿での一時

暑さ対策、ベッド確保、まち歩きを考え、早朝日の出前後に宿を出る。従って次の宿には昼前後に到着する。宿での過ごし方は様々である。 修道院附属のアルベルゲでは、夕食前の一時エントランスの広間に集まり歌の会が始まる。まずは海外からやってきた修道女…

記憶のかけら–ホスピタレーロ

スペインやポルトガルのAlbergue、フランスのGite等の巡礼宿では従業員、少人数で運営されている。そこではそういった方々と直接接しながら半日を過ごす。従って彼ら、特に中心になっている方と過ごした時間の記憶はいつでも蘇ってくる。 アストルガから標高…

記憶のかけら–宿

国内外で様々な宿のお世話になった。宿も旅の大きな要素である。宿を選ぶ時、その土地の歴史や生活を窺わせる宿を選ぶ。しかし、年金頼りの長旅ゆえの制約からやむをえず安宿に頼りがちになる。当たり外れはあったが、多くの宿は何らかの記憶として思い出せ…

記憶のかけら–路地

旅先の宿泊地では地図を片手に気の向くままに歩き回る。これが私の一人旅の大きな楽しみである。 コルドバでユダヤ人の姿も観光客も見当たらないユダヤ人街に迷い込んだ。 「1236年キリスト教徒はコルドバを奪回したが、イスラム文化を拭い去ることはできな…