2022-02-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶のかけらー足元から/地図

地図は机上の紙に描かれたものだけではない。地図のもとになるものの上でも地図に出会う。それは手元の地図や地図帳では味わえない世界へと誘ってくれる。 11C後半、流れ星に導かれ羊飼いが聖母マリア像を発見した。その地に「星」を意味する町Estellaが建設…

記憶のかけらー足元から/歴史

歴史を学ぶのは教科書からだけではない。地球上を歩いていると教科書からは伝わってこなかった歴史が足下から伝わってくる。 「銀の道」の出発地セビリアから2時間弱を歩くと、ローマ帝国都市跡イタリカの脇を通る。なんとあのローマ将軍スキピオが設立し、…

記憶のかけらー足下から/アート

ミュージアムやシアターに出かけなくても、アートに触れることができます。街中を歩いていてちょっと足下を見た時、そこからアートが声をかけてきた。 マドリードの地下鉄駅アントン・マルティンから裏道のCalle de las Huertas(果樹園通り)を歩き、巡礼宿 …

記憶のかけらー足元から/巡礼

先週は足元を歩きの機能性から取り上げた。ところが意外に様々な情報も提供してくれる。今回は、巡礼者にとって最も重要な情報である道案内について紹介しよう。 サンチャゴ巡礼のシンボルはホタテ貝である。サンティアゴ・デ・コンポステラのあるガリシア地…