2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

記憶のかけらー日差しが描く  

歩き旅の楽しみに日射しが描くアートがある。キャンバスには色がついているが、黒一色で描き出しているところは水墨画に通じるものを感じる。 スペインの日差しの強さは強烈である。従って、描かれたものも強烈で変にリアリティを感じさせる。日差しというよ…

記憶のかけらー他所者には?

他所の土地を歩いていると、公共空間でありながら歩行者に何を訴えかけているのだろうかと思うものに出くわす事がある。直接的にではなくちょっと考えさせることによりその効果が高まる場合がある。 セビージャの街の歩道を歩いていて、人の顔らしきものが打…

記憶のかけら–足元から/マンホール

2012年、”ロングトレール”の取っ掛かりとして四国の遍路道を歩いた。その時、マンホールの蓋にその土地に因んだイラストが刻み込まれ、町村界を越えるごとにその絵柄が変化するという楽しい経験をした。今では、全国でいわゆる”ご当地マンホール”として大流…

記憶のかけらー足下から/フットプリント

一般的にフットプリントと言えば足跡や占有領域を意味するが、最近ではIT用語としても使われている。私も旅先では私なりのフットプリントに出会った。 大聖堂で知られる巡礼路の大都会スペインのブルゴスへの手前でBeloradoと言う街で一夜を過ごした。頭上に…