2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧

出会った橋ー北の道-3

フランス国境の町Irunをスタートし32日830kmの「北の道」を歩き終え、6月23日にサンチャゴ大聖堂前のオブラドイロ広場に立った。後は例によってバスによるスペイン放浪の旅である。今回はMadridを中心に周辺の街を巡る。 6月24日ーアラゴン王国と共にスペイ…

出会った橋ー北の道-2

5月29日,ビルバオ川の右岸を河口に向かって進む。一時間ばかり歩くと前方に川を跨いで鉄骨のゲートが出迎える。ビルバオ出身のエッフェルの弟子が設計し1893年に完成した世界初の運搬橋のビスカヤ橋である。嘗ては産業都市として栄えたビルバオに出入りする…

出会った橋ー北の道-1

長年のあこがれがちょっとしたキッカケで現実のものとなったポルトガルを反芻していた時、その時出会った巡礼者と交わした会話を思い出した。 「今まで幾つかの巡礼路を歩いてきたが、"北の道"が最も印象に残っている。特別何がと言うものは無かったのだが。…

出会った橋ーポルトガルの道-4

水道橋と言えば南仏のポン・デュ・ガールやスペインのセゴビアが思い浮かぶが、ポルトガルにも多くの水道橋が残されており、その幾つかに出会った。全く予定はしておらず文字どうり出会ったのである。ヨーロッパは石の文化という事もあり、歴史を背負った建…

出会った橋ーポルトガルの道-3

スペインに入り北へと進み5月24日Pontevedraの街に入る。紀元前にローマ帝国の定住地となり、地名は古い橋を意味するラテン語から来ている。分かりやすい。 翌朝、レリス川に架かる橋を渡って先へと進む。 この橋の名が地名の由来となったからにはローマ軍が…