記憶のかけらー夕焼け

例年に無く早々と梅雨が明けてしまった。しかし、雨が降ったり晴れたりの日が続いている。26日、昼間の雨が止み、夕方ガラス戸越しに戸外に目をやると、なんと空が明かく染まっている。暑さにうんざりの私にとっては、短時間ではあったが夏を忘れさせる

一瞬を過ごさせてもらった。

2022年7月26日 暑さ一休み 日本/自宅 

 

スペインと言えば”Cielo azul”青い空である。しかし、時には広大な地平線からオレンジ色に染まり始め青い空は眠りにつく。

2012年9月12日 染まりゆく青い空  スペイン/Hornillos del Camino 「フランス人の道」

 

スペインとの国境のMonsantoは岩と共生している村である。岩の間が居住空間である。山上には要塞跡が残されており、厳しかった歴史をひしひしと感じさせる。そして日が落ちると禍々しい赤い天井が頭上を覆う。

2013年6月4日 歴史を感じる村 ポルトガル/Monsanto 「ポルトガルの道」

 

フランスでは夕焼けらしい夕焼けには出逢えなかった。FigeacフィジャックからCahorsカオールに向かってLotロット川に沿いながら歩く。途中の集落で一泊する。川に沿って小高い山の峰が延びている。

勝手ながら印象派の絵画を思わせる?フランスを歩いていることを実感させる。

2018年5月23日 フランスらし夕焼け フランス/Pasturat 「ル・ピュイの道」

 

横浜の三溪園を訪れた。何度目かの訪問であるが今回は初冬ということで、四時

過ぎには陽が落ちた。夕陽に染まる池の背後に旧燈明寺三重塔といういかにも日本らしい夕景色に出会った。

2016年11月29日 これぞ日本の夕景色 日本/横浜市