2019-01-01から1年間の記事一覧

私が出歩く理由

生まれながらに、疾病により、高齢化により外観に悩みを抱え、現状では医学的な対応が期待できない、そうした方々に抜本的な解決にはならないが、"メンタルメイク"という化粧法により社会参加、社会復帰への後押しをしている「顔と心と体研究会」理事長内田…

お詫び

お付き合い頂いている皆様 原因が分からないのですが、本日12月21日のブログが12月2日付けでアップされました。 繰り上げてお読みください。 申し訳御座いません。 peregrino

出会ったサル

オーストラリアとサルがどう繋がるのか。インターネットで調べ分かりました。戦後、旧蜂須賀邸がオーストラリア大使館として使われた後、建て替えの為取り壊され、当時の門柱だけが残っているそうだ。 一方、立ち烏帽子に御幣を担ぐ猿は日枝神社の神猿をモチ…

三田再訪

都営地下鉄大江戸線赤羽橋駅に降り立ち、神明坂を南に進み日向坂を渡ると右側に濃い青味がかった色の塀が続く。その片隅に薄茶色で正方形の陶板が目に入る。近づくと御幣を担ぎ烏帽子を被った猿のレリーフ。 疑問を抱えながら先に進むと鉄製のゲートがあり、…

六本木から上野へ、そして

又々、テレビ番組情報に促されての街歩きである。「ぶらぶら美術館・博物館」の山田五郎さん御一行が、上野の東京国立博物館で開催中の住友財団修復助成30年記念「文化財よ、永遠に」と題する特別企画展を訪れていた。 久しぶりの快晴の11月末,六本木のFUJIF…

続・私のスモールジャーニー

人権啓発イベントでロバート・キャンベルさんの話を聞いた。杉田議員の新潮24の発言に直面して、自らパートナーと生活を共にしている事を公表し人権問題に取り組まれている。今回は「『ちがい』を持つ人々との豊かな出会いに向けて」と題するトークで、当事…

ダンス ダンス ダンス 浅草&ラテン編

「谷中五重塔」の話を聞いた帰りに浅草をぶらつく。ここも銀座同様インバウンドの外国人が溢れかえっている。商店街の一角のホテルの前に人だかりができ、そこから軽快な音楽が聞こえてくる。近づくとお祭りではないのに路上で着物姿の男女がダンスにふけっ…

私のスモールジャーニー

8日、両国の江戸東京博物館で行われた探検家"関野吉晴"さんのトークイベントに出かけた。 関野さんといえば,人類がその発祥の地アフリカから、世界各地へと拡散していった経路を、人力にこだわり逆ルートでたどる旅「グレートジャーニー」で知られており、て…

キャンパスのギャラリー 海外編

スペインのサラマンカ大学は中世に創立され、ヨーロッパで三番目、スペインで現存最古の大学で ある。旧市街を歩いていると俯き加減で足早に歩く人に出会う。東京の本郷辺りで出会う空気感で、スペインの他の都市では見かけない風景である。建物の壁面に何か…

キャンパスのギャラリー

先月初旬、慶応義塾三田キャンパスを訪れた。これまで公開講座、講演会、展示会等機会を見つけては多くの大学を訪れている。本来の目的以外に、歴史の古い大学が多く建物を含めた独特の雰囲気が楽しめるし、学生達に混じって歩き回っていると気分が若返る。…

路面のギャラリーその2

聖地 サンチアゴ・デ・コンポステラは北緯40度で日本で言えば札幌あたりであるが、6月と言えどその日差しは強烈である。 頭上の茂みから漏れくる光を日本では木漏れ日と表現し、熊野古道に描かれた陰影は墨絵を思わせる。 しかし、スペインの日差しは強烈で…

路面のギャラリーその1

NHKのBSプレミアム「関口知宏のヨーロッパ鉄道旅」の再放送にチャンネルを合わせる。鉄道と徒歩と移動手段は異なるものの、私の旅のスタイルに似ているからだ。今週は懐かしいポルトガルが舞台。海岸線に沿って街並みが展開し、その前面に広大な砂浜が広がる…

まちなかのギャラリー 路面編

テレビを見ているとどのチャンネルに回しても(古い)ラグビーのワールドカップの話題である。その中で、ラグビーを愛する全ての人々の幸せを祈願すべく、丸ビル外溝部に「丸の内ラグビー神社」を建立し、話題を呼んでいるとのトピックスに出会った。京都の下…

高きが故に

すみだ北斎美術館に出かけた。金沢21世紀美術館を初め国内外の多くの美術館を手がけているSANAA(妹島和世+西沢立衛)設計であり、いつか訪れてみたいと思っていた。今回は北斎作品の展示ではなく「ファスナーの船」と題するトークイベントが目的である。 ア…

フランスで出会ったラグビー

ラグビーには特段の興味を抱いていなかったが、先日偶然ワールドカップ開会式のテレビ中継を眼にした。過度な演出と長時間にわたるオリンピックの開会式に辟易としていた私にはシンプルかつ適度な長さが好ましく思えた。それもあって、翌日昨年の訪仏以来何…

まちなかのギャラリー

昨年まで国内外のロングトレイルを楽しんでいたが、今年に入って若干トーンダウンして専ら日帰りのまち歩きにシフトチェンジしている。久し振りにゆっくりとまちを眺めていると、来年のオリンピックに向けて猛スピードで変身しているのには驚きと戸惑いを覚…

錯を愉しむ

場所は明治大学博物館。視覚上の錯、所謂錯視。仕掛け人は明大研究特別教授の杉原厚吉氏。 実は「見えているのに見えていない! 立体錯視の最前線」と題する特別展に出掛けた。日常生活での素朴な感覚である"錯視"を"現象数理学"という数学で解き明かしたも…

モスクへ行こうよ

小田急代々木上原駅を出て 井の頭通を西に進む。緑豊かな街路樹の隙間から突然異国情緒を漂わせた尖塔が顔を出す。今日の目的地東京ジャーミー、イスラーム教のモスクである。 巡礼路の旅では信ずる信じないに関わらず宗教と無関係ではいられない。四国巡礼…

出会った牛

馬の絵で知られ文化勲章を受賞された坂本繁二郎氏の展覧会と講演会に出かけた。氏の名前は聞き覚えがあるものの、作品には特段の関心は持っていなかったが、地元の練馬区立美術館という事で足を向けた。日本画から油絵に移ったという事からなのか全体的に淡…

究極のサイン

先日、東京都写真美術館から東京都庭園美術館へと裏道を通ってハシゴをしていて、以前紹介したものに出会った。 これを何と呼べば良いか。私にとっては国内で出会った究極のサインである。最初に出会った時暫く考えて"子供達が通学で通ったり遊んだりしてい…

暑い!熱い!

とにかく暑い!高温に加え高湿度のため冷房の効いた屋内に逃げ込まないと不快な暑さからは逃れられない。35度超えの猛暑日も珍しくなく、台風の影響もあり40度超えの声も聞こえてくる。 日陰を求めて俯き加減で黙々と歩く。渇いた土地の巡礼路には陰おlを提…

学生に戻った

「私立大学研究ブランディング事業」とやらで法政大学に発足した"江戸東京研究センター"が学外に開放しているイベントに参加すべく市ヶ谷キャンパスに通学?している。センターの設立趣旨には「都市東京のこうしたユニークな特質を生み出す基層構造をハード…

私の銀ぶら

5月10日の"色いろいろ"で触れた評論家の 荻上チキさんのエッセイ集「みらいめがね それでは息がつまるので」(暮らしの日本社)を読んだ。一体何者なのかと思っていたところ、朝日新聞社主催の「舟を編む」作者三浦しをんさんとの対談に参加できることになった…

Keiiti Tanaamiって知ってますか。

田名網敬一さん?"私は知りません"と言うか,"知りませんでした"。その私がgggギンザ・グラフィック・ギャラリーでご本人と美術史家の山下裕二さんのギャラリートークがある事を知り、半分興味本位で出掛けた。 紹介文によると、「グラフィックデザイナー、映…

少子化対策の助っ人?

「福井県の坂井市でコウノトリが子育ての為電柱の上に巣造りをした。」ではニュースにならないが、「北陸電力は7月の巣立ちまで巣のある電柱を避け送電路を迂回させた。その工事中の停電に周辺住民からは苦情は出なかった。」となればニュースになる。そして…

光で描かれた絵画

六本木の富士フィルムフォトサロンの日本建築写真家協会展「光と空間 建築の美 」に出かけた。建築物の撮影を業としている方の作品の為か建物が主役で説明的なものが大半を占めている。その中で異色の一点が目に止まった。"Qu'est-ce que c'est"と題し、ルー…

フランス版「通り抜けできます」

テレビで南フランスの都市Nimesニームを紹介していた。古代ローマ時代の街で嘗ては織物の街として栄えたそうだ。因みに、あのジーンズのデニム発祥の地だそうだ。その名はserge de Nimesニームの綾織りから来ているそうだ。 そう言えばフランス第二の都市で"…

一年金受給者 日常の文化的生活 part2

毎月第三水曜日には主要な都営のミュージアムに高齢者は無料入場できる。因みに欧米では美術館と博物館を総称してミュージアムと呼んでいる。別々に呼称する日本との認識の違いはーーチコちゃんに聞いてみようか。 その日に合わせて地下鉄とバスを利用して恵…

一年金受給者 日常の文化的生活

この所の年金騒動で私に分かったことは「年金制度は決して破綻しません。年金保険料の納入、税金の投入が継続する限りは。あとは、各自が破綻しない様自助努力に励んでください」ということであった。 暮らしのセイフティネットをもはや国家に期待できないと…

サクラダ・ファミリアに思う

6月7日にサクラダ・ファミリアの建築許可がおりたとのニュースに、如何にもスペインらしいと思ったが、日本でも似たような事はよくあると自省した。現在はバルセロナに合併吸収されているサルマルティーの役所に1885年に建築許可を申請していたが、回答が無…