トルティリャ・エスパニョール
先週紹介した本「スペイン・ライフ」にトルティリャがおふくろの味として取り上げられている。
トルティリャとは、オムレツのことだ。いや、そう簡単に言ってしまってはいけない。この国のトルティリャには、百以上の種類がある。トマトや茄子、カラバシン(ズッキーニ)などはおなじみであるが、じゃがいもを使ってタルトのように焼き上げるものこそ、「トルティリャ・エスパニョール」なのである。
「スペイン・ライフ」益野 碧
私も昼食、夕食、間食として何度となくお世話になった。文中にも「おかずのようでもあり、主食のようでもあり、間食のようでもある。」とある。しかし、残念ながらじゃがいも以外のトルティリャにはお目にかからなかったし、その為味わうこともできなかった。次の機会があれば是非食してみたいと思っている。
「銀の道」のサラマンカの手前の村で夕食に トルティリャを注文した。ところが出てきたものは凡そ直径20センチ厚さ3センチの、ケーキで言えばホール?である。それまで何度も食べてきたがいつもカットしたものであり、店員に聞いてみたがこれが普通とあっさり撃退された。半分まで頑張ったが残りは朝食としてお持ち帰り。前回のボカディーリョとの戦いはこの日の約20日後くらいであり、全く学習が出来ていない。皆さんにも同じような経験がお有りと思うが、食べ物に関する失敗?は何時までも尾を引くものである。
「銀の道」Fuenterroble de Salvatierra 2015/6/7