農家ゲストハウス
小谷村瑞穂集落~白馬 11km 晴れ
昨日の宿「梢の雪」は滋賀県から来た30前後の若者と建物のオーナーが共同で経営している。
到着して休んでいると夕食の食材の野草採集の誘いがかかり、宿周辺の草むらへ出かける。その後皆で夕食の仕込みを済まし、温泉に出かける。車で20分で姫川温泉へ 。なんと昼間に悪戦苦闘の末たどり着いたところである。日帰り入浴であるが多くの入浴客で賑わっている。宿に帰り皆で夕食の準備完了。食事はいろりを囲み話が弾む。
オーナーの蘊蓄の深い話は興味深い。寺の庭を思わせる囲炉裏の灰の模様にも一言二言。
ところで同宿は富山からやって来た若者で、転職の合間のインターバル期間との事。何と軽トラでやって来た。後は名古屋から来た女性教師の二人連れ。
今朝は近所の養鶏場に出掛け地鶏の玉子確保。
朝食は縁側で新緑を愛でながらの卵かけご飯。
出発は九時半と遅く、これが後の行程に影響する。
今は田植え時で峠近くの田んぼでもその作業が見られる。この数日間まれに見る暑さで日中は屋外では軽く30℃を越えている。彼らは仕事であるが私は遊び。
熱中症の不安と今までにない弱気が襲ったが、やっとの事で南小谷駅までたどり着いた。駅舎に入るとそこには何と畳敷の休憩所。えい、ままよと近くの店でビールを買い込み二時間後の電車まで昼寝。
目的地の白馬までの切符を買ったが、車窓に雪山のパノラマを目にしたとたん一つ手前の駅で飛び降り、最後の力を振り絞り宿まで歩いた。
途中で見かけた中学校は、教育県長野らしさを感じさせるものであり、道路脇の石仏群は街道筋の点景として心を和ませてくれた。
今日の宿は白馬の麓の整然とした街並みの続くみそら野の「風の子」。そろそろ眠気が襲って来たので続きは明日に。