第二十便 5月24日(木) 晴
Pasturat 〜Cahors 20 km
宿の背後にはこの地方独特の岩の壁が展開。
夕焼け
朝日を受けて
昨晩は屋外で晩餐。20人近い中で私を除いては全てフランス人。多少とも英語が話せる人がいて、その人を介して結構会話が弾む。食後も含めて長い時間であったが、蚊帳の外に置かれることはなかった。
フランス人三姉妹がいたが、フランス人は家族を軸として行動することが多いそうだ。
宿の主人夫婦はフランス語しか話せないが、私に対しても遠慮なくフランス語で話しかけてくれた。
今日の後半はロト川沿いを10km以上の歩きで、木陰とそよ風が疲れを忘れさせてくれた。
途中ボートで旅行している人達に出会った。所々に堰があるため、そこでは自分達でこう門を開閉して通過する。ゆったりとした旅である。
今日の宿泊地Cahorsは古い街だが傷みを感じさせる。
大聖堂の天井画や回廊そして外壁の軒先?興味深いものが多くある。
第十九便 5月23日(水) 晴
Csabrerets 〜Pasturat 26km
宿に到着後シャワー/洗濯をすまし、ビールを飲み庭のテーブルで涼しい風を受けながら。
今日は日本でも人気の出てきた「美しい村」St-Cirq-Lspopie を寄り道訪問。片道4kmと聞いてきたが、標識には4.5km、そして店の主人は5kmと言う。
途中に見た地元作家?の作品。
岩を抉った通路の壁面
町役場
日本の団体に出会わないかと思ったが危惧に終わった。出かける前に調べたほどのものではなかったが、村の佇まいや屋根の連なりが理屈抜きに心を和ませてくれる。
道路上に見つけた水道のハンドホールの蓋。
宿へ向かう途中で見た広大な葡萄の苗木を植える風景。
そして自転車王国らしい作品。風で車輪が回っています。
第十八便 5月22日(火)
Brengues 〜Cabrerets 30km
今日は川沿いの車道を歩いた。殆ど人には出会わず猛スピードの車に真正面から迫られながらの独り歩き。変わらぬ景色に体力より気力。右側に巨大な岩壁が迫り、崖崩れに注意の連続。その真下には崖を利用して平気で家を建てている。
途中の珍しい人集りに近づくとバスの団体さんが髭の親父がアンユージュアルをテーマに作品を並べているのに立ち寄っている。でも作品はそっちのけで酒盛りの最中。誘われたが先が長いのでコーラをご馳走になった。
宿泊地で鍾乳洞に残された数何年前の洞窟画を見に行った。フランス語の説明であったがここでも日本語の説明書。でも感動ものであった。撮影禁止であったが1枚。
スペインでもあったがカタツムリに出会った。重い荷物を担いでただひたすらに進む姿に他人事とは感じられない。
第十七便 5月21日(月) 晴
Figeac〜Brengues 29 km
途中に寄ったひなにも稀なサロン・ド・テーのマダム。
突然羊の大行進がやってきた。
背中には何やら記号らしきもの
今日からメインルートを外れ、川沿いのルートを歩く。比較的平坦となり多少楽。
流石酪農が盛んな国で人より家畜に出会うほうが多い
かく集落には教会があり その形が面白い。
今日も無事到着
昨日は日曜日でFigeacではBARと一部のパン屋さんだけオープン。今日は精霊降臨祭で集落の店は休み。
第十六便 5月20日(日) 晴
Rocamadour へ 12km
今日は休養日。ロカマドールヘ電車で向かい駅から片道4km を歩いて往復する。電車で大阪の一人旅の女性に出会う。
垂直の崖に門前街/聖堂/城が三段に重なって階段と坂道で繋がっている。
礼拝堂の中に何故
門前街は完全な観光地で、お馴染みの日本の団体さん。祝日とあり多くの家族連れ。
でも、眺めだけは抜群。
帰りの電車で出会った区切り巡礼の親子と拙い英語で40分間話続けた。入道雲が日本と違った形。電車のいたずらスプレーとのコラボが面白い。
良い休養になった。
第十五便 5月19日(土) 晴
Livinhac le Haut〜Figeac 24. 8km
巡礼中に出会った人はカミーノファミリーと呼びます。今まで幾人か紹介しましたが、もう少し。
家族で歩いている親子6人のゴッドマザーは黙っているが威厳があります。
宿の親父は働きものの親バカ
そのいとこはこれまたレセプションから夕食の下ごしらえまで楽しそうに立た働いている。
60歳の公園プランナーはテント/自炊道具を担いで宿の庭で寝泊り。
以前紹介したい若者一行はこの旅で出会ってグループ行動。庭でヨガ教室。私も参加。
シャンポリオンの生地Figeacには古い街並みが残っています。
途中の風景
ざっくばらんで申し訳ない。
第十四便 5月18日(金)晴
Conques〜Livinhac le Haut 24km
昨夜宿で仲良くなったフランス人16人位の仲間が一緒に食事をしようと誘ってくれた。こちらがフランス語が全く出来なくても、向こうに幾人か英語が出来るものがおり、十分会話が成り立ち大いに盛
りあがった。
コンクは朝から霧。
谷底にあり朝から厳しい登り。台地に上がると車道沿いの道を延々と4時間弱一人で単調な道を歩く。天気が回復し暑さが戻ったが、スペインの熱さではない。しかし雨の影響して足元は泥濘の連続。粘土質の為滑るし洗濯が大変です。
しばらくすると日本では見られない雄大な風。景が展開する。
昨日腰の異常はなんとか持ちこたえ無事宿に到着。
その他の風景