ホスピタリティー

5月31日 トビッキリの晴
Merida6:45~35.6km~Alcuescar17:25

長距離、晴天、単調の三拍子揃った一日でした。
いくら歩いても周辺の様子は変わらない。本当に目的地に向かっているのだろうか。時間だけは経過する。今日は野宿になるのではないか。それもありか。変な考えが廻りやっと今日の宿泊所のel Casa de Beneficiencia de los Esclavosde Maria y de los Poblesにたどり着いた。門を入ると待っていたかの様に数人の人に取り囲まれた。ここは体に障害を持つ人を収容し世話をするキリスト教の施設である。そこで巡礼者の世話もしていただけるのだ。息があがっている私にしばらく落ち着くまで待って宿泊の手続き。
例によってシャワー、洗濯の後ベッドに倒れ込む。ふと目を覚ますと7時、ミサの時間である。別にクリスチャンでは無いが雰囲気が好きで、チャンスがあれば参列している。
その後
夕食の御接待。ガスパッチョ、パン、ワイン、豚肉の炒めたもの、スペイン風チャーハン(カニカマ風のものが入っている)そしてデザートのアイスクリーム。飲食店にも劣らないおもてなし。これがキリスト教のホスピタリティーであろうか。接待する側も喜びを感じておられるのがひしひしと伝わる。
どんどん減っていった巡礼者の同宿者が一挙に増えた。イタリア人、フランス人、そしてスペイン人
そして日本人の九名。地球人になって半分も分からない会話に加わる。一人部屋で眠りにつく。


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   夕食の一時

6月3日  Canaveralにて