安曇野点景-2

安曇野市穂高松本市  18km  晴れ

 昨日の宿「ごほーでん」はビジネス民宿と歌っているが、建物は三階建てのでっかい木造の民家風を20年前に建てたものだそうだ。リゾートホテルと言っても通りそう。しかし宿泊客は殆ど建設現場の職人。どうもしっくり来ない。

天気予報で今日の最高気温が平年並みの24℃で昨日より8℃低いと言う。遅すぎる!

田植えの終わった田んぼに写る山々は美しいが、実物の方はもう一つはっきりしない。
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必然的に視線が下がり、例によってマンホールが目に入る。安曇野と言えば仲睦ましい男女の道祖神である。
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実物は至るところにあり、絵柄は色々で見てまわると楽しめる。拝めば壊れてしまった夫婦仲がもとに戻るのならば手を合わせるのであるが…
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隣の豊科には白鳥が渡来するのだろうか。
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いよいよ終着松本市。嘗ては手まり作りが盛んであったのであろうか。
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松本と言えば旧開智学校。展示物のなかに物騒なポスターがあった。決して最近のものではない。戦時中のものである。
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城に向かう途中に「池上百竹亭」と言うオープンガーデンに出会った。多くの文人と交流のあった故池上喜作翁の邸宅が市に寄贈されたものである。庭の一角に気になる石碑があり、五輪を模した図形の中に「無」「何」「有」「壽」とある。「何処にもないような寿」と言うめでたい意味に解釈できるそうだ。
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松本城は国宝であるが大地震で持たないかもしれないとの調査結果が発表された。城を出て繁華街に向かうともう一つ城に出くわした。城主は古本屋らしい。

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商店街の一隅で嘗ての造り酒屋が「蔵シック館」として市により公開されていた。財力を反映した建物で、入ったすぐの土間の吹き抜けには度肝を抜かれる。

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今回のロングトレールも今日まで。異常気候と体力の衰退でいくつかのトラブルはあったが、なんとか無事完了できた。小さな民家の「ゲストハウス東家」で一晩過ごし、明日は法事のため広島に向かう。

どうもお疲れさまでした!