果無集落を通って本宮大社へ
熊野古道「小辺路」は麓集落から1,000m強の峠を越えると言うパターンを繰り返して進む。
おまけに谷筋が急峻で、尾根筋に取り付くまでと尾根筋からの下りは足元の悪さも加わって難儀をする。
今日は観光客に人気の果無集落まで急な登りが続く。ところが着いてみるとバス停がある。納得…
集落の入口には獣避けの扉。そう言えば今回はあちこちで熊出没注意の貼り紙を見た。伯母子峠では小屋にいた人が外に現れた熊の恐怖を語ったと言う話を聞いた。
集落内点描
軒先が参詣道
田圃の脇に運動不足?の鯉
早朝から道の補修
厳しい労働の後には
宣伝されているほどのものではないが、無断で縁先を借りて宿の弁当を只一人で食しているこの時間に至福を感じた。
更に登ると足元に集落が目にはいる。ここまで来ると謳い文句の"天空の郷"が実感できる。雲海が加われば言うこと無し。
道の脇には一定の距離を置いて三十三体の石像の観音さん。信仰の対象ではないが、立ち止まって眺めていると、それぞれ異なった表情が心を和ませてくれる。
遠方に連なる山々の名は知らないが、まるで日本画。
といっている間に、本宮大社に到着し、今回のロングトレイルの前半は無事終了した。
マンホールではなくハンドホール