愚痴を言いたい年頃です


5月21日(土) 那智山6:10〜小口13:20
       14.5km 晴

「庄次屋」のSさんが「那智大社」の宮司さんに会ったらいい話が聞けるかもしれないと言う。ある代議士の秘書Mさんは宮司さんと親しいしSさんとも親しい。その旨を宮司さんに話したら……。ややこしい関係であるがいい話である。否やはない。
昨日訪問したが「行事の為お応えできない」との事。残念だが当然のことと納得。

夕べ気が付かなかったが、朝窓を開けるとなんと斜め前方に「那智の滝」が見える。

 群龍が下り涼呼ぶ那智の滝

あたかも龍が群れをなして降りてくる様に見え、涼しさを感じた昨日の昼下がりを思い出し。

今日は800m前後の3つの峠を越える「中辺路」最大の難所「大雲取越」を歩く。
青岸渡寺の脇の階段を登ると「那智高原公園」に到着。天皇陛下をお招きし植樹して造ったとあるが、何ゆえに本物の自然を排除して人工の自然を作らねばならないのか。おまけになんとか広場になんとかスライダーそして滑り台。疑問に思うのは私だけだろうか。
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右の禿げたところが公園(船見茶屋跡より)

尾根歩きの様な道が続き船見茶屋跡868mに
到着。
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42号線ができるまで大阪や和歌山から田辺を経て日用品を運んだ幹線ルートとあり、途中には茶屋跡や旅館跡がある。厳しさを考えると信じがたい。
「石倉峠」805mそして「越前峠」871m。ここから今夜の宿「小口自然の家」64mまで石の坂道800mを一気に下る。たまったものではない。
途中三山の神が笑って談笑したと言われる「円座石」(わろうだいし)があり、三山の本地仏を表す梵字が刻まれている。残念ながら緑の苔の美しさに目を奪われるだけである
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小口の川はとことん透き通って川底がくっきりと見える。
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途中で出会った人29人。内外国人19人。