歩きの友

昨年のNHK連続テレビ小説とと姉ちゃん」は、我々の世代にとっては懐かしい「暮しの手帖」をモデルにしたドラマとのことである。「暮しの手帖」と言えば編集、記事執筆そして表紙デザインまで八面六臂の活躍をされていた今は亡き花森安治さんを思い出す。昨年の暮れ、その関連かNHKの「日曜美術館」で彼の特集を放送していた。その中で表紙デザインの変遷を紹介していたが、特にリンゴを縦横整然と並べたものが気になった。単に並べただけのものであったが、よく見ると一つ一つが光の当たり具合などにより、其々が微妙に異なった表情を見せる。

 

今年も既にウオーキングに明け暮れている。ウオーキングで最も大事にしているのはシューズの選定である。同じウオーキングシューズでも千差万別で、各メーカーは様々な研究の結果を製品に反映している。私は特に歩く地面の状況に応じて数足を履き分けている。

今年お世話になるシューズを花森安治さんへのオマージュと洒落て並べてみた。残念ながら私の場合はただ並べただけの結果となった。上段は毎朝の近場のウオーキング用でスニーカーに近いシューズ。中段はがっちりとしたハードなロングトレイル用。下段は街歩きなどのカジュアルな外出用である。

 f:id:peregrino:20170112080629j:image

当然ながら地面と接するソールが最も大事であり、各メーカー工夫の結果がパターンの表情に見てとれ眺めているだけで結構楽しめる。

 f:id:peregrino:20170112080223j:image

 入手するにあたっては当然ながら機能第一であるがデザインも気になる。クオリティの高いものはそれなりに結構高価格となるが、より高いクオリティのものを求めてセールに出かけるのを楽しみにしている。現在使っているsalomon(フランス/ウインタースポーツ用具メーカー)のシューズ(上左/中右)は今まで使ったものの中では最もお気に入りである。軽量かつ心地よいフィット感、ソールのグリップ感とクッション、そして紐はあるが結ばなくてよくしかも緩まない?

ウオーキングシューズに関しては外国のメーカーには敵わない。結果として手持ちでは日本のメーカーは一足(下右)だけである。