マドリッド雑感

7月10日(金) 晴れ
Sevilla~Madrid
夜2時前に3人連れがチェックイン後部屋に入ってきた。入った途端明かりはつけるは、大声で話すは、冷房をガンガンかけるはで一度に目が覚めてしまった。これから巡礼なら黙ってはいないが、ここはじっと我慢。彼らも巡礼の装備をしているが、まだマナーが出来ていない。
Madridに向かう道路の両側には期待の向日葵畑が展開するが、黒一色。写真を見て黄色一色の風景を想像して欲しい。


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黒一色の向日葵畑

プラド美術館は日曜以外18時からfree。Madridに来たときは何時もお世話になっている。18時10分過ぎに行くと長い行列。しかし15分位で入場。


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この美術館は他の美術館と異なり、他国から略奪したものでなく、王室が買い上げたもので成り立っている。1番のお気に入りは王室一族関係の肖像画。目にしてきた読物の背景が読み取れて興味深い。
スペインの大都市では大道芸人がいろいろなものに扮装して街頭に立っている。今日も宇宙飛行士に扮装して片手で逆立ち。新しい発想と感心していたら、その上を行くスケボーの芸人。この世界も切磋琢磨が必要なのだろう。



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宿の食堂で栃木の大学生が一年休学してバックパック。今日で三日目という。どんどんこういう若者が増え、外から日本を見つめて欲しいものだ。
二昔前は日本は団体パックツアー。一昔前はグループツアーで、お隣りの韓国が団体パックツアー。そしていまは日本は個人旅行。特にリタイアー後の夫婦が目に着く。韓国はグループ旅行で、中国の団体パックツアー。今後の日本人の旅行はどうなるのか。
いま電波の都合で宿の食堂で書いているが、各国の若者が必要以上に大きな声で喚きあっている。日本人もこれくらいの自己主張をしなければ取り残されてしまうのか。
スペイン最後の夜、いろいろなことが頭を過ぎる。