記憶のかけらートイレ

歩き旅にとって生理現象の解決は大きな課題である。

 

スペインでは太陽光線の降り注ぐ青空の元を歩いている間は、あまり緊急事態には陥らない。空気が渇いているためだろう。街中ではバルに入り地下にあるトイレを使わせてもらう。そして、事後その駄賃としてお好みのエスプレッソを注文する。

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2014年6月25日 もう待てない   スペイン/ Valladrid after「北の道」

因みに、Valladolidバリャドリードは16〜17Cにはスペイン帝国の首都であった。コロンブスはこの町で亡くなったそうだ。

 

ポルトガル王家の避暑地Sintraシントラでトイレに入った。入る時には気にならなかったサインを帰り際に撮影した。後から見るとどうもこれは女性用のサインである。私がお世話になった男性用のサインは撮影し損ねた。撮影したサインが洒落ているので、男性用のサインがどんなデザインかいまだに気になっている。

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2013年 6月10日 男性用トイレは ポルトガル/Sintra   after 「ポルトガルの道」

 

「ル・ピュイの道」の巡礼前に事前調整を兼ねてパリの街をぶらついた。セーヌ川左岸のソルボンヌ大学の前で公衆便所に出会った。いかにもフランスらしいデザインで、すんなりと街中に収まっている。事後はオートマチックに内部を清掃するらしい。使用中のため体験できなかったのが残念であった。

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2018年5月6日   未経験 残念  フランス/paris カルチェラタン before 「ル・ピュイの道」

建物に入った時できるだけトイレを使用する。当然のことながら用を足すことが主目的である。しかし、トイレに入ってその佇まいを眺めていると、その建物の所有者や使用者について色々と思いを巡らす。

美術館についてはその施設の性格からこの思いが強まる。私の利用お勧めは木場公園東京都現代美術館である。

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2012年4月18日 さすが! 東京都/江東区 街歩き

なお、女子トイレについては利用者不在を確認の上撮影させていただいた。