第三十七便 6月10日(日) 晴一時雨
布施英利の「ステンドグラスを見たければシャルトルに行け。ゴシック建築の「建築」を見たければアミアンに行け。そして、外壁に設置された彫刻の躍動する生命みたいなものに触れたければランスに行け。」(パリの美術館で美を学ぶ)の言葉に踊らされ、先ずはランスへ向かう。
フジタの礼拝堂も是非訪れたかった。開館までの時間に付近のシャンペンメーカーのカーブを覗く。エントランスまでだが、さすがにセンスの一端を見せつけられる。
フジタは静かな雰囲気を期待していたが、団体さんが次々に。フレスコ画は彼独特の白が際立ち心が安らぐ。
ロマネスクとゴシックが共存するサン・レミ聖堂はその対比が面白い。
ノートルダム大聖堂の西正面の彫刻群は言葉どおり圧倒的な迫力で迫ってくる。「微笑みの天使」は自分に向かって微笑みかけていると錯覚する。
様々なステンドグラスの中でも正面の二段の薔薇窓とシャガールのそれ。
トー宮殿では補修で取り外された彫刻が真近に見られる。
突然の雨に駅へ駆けつける。パリに帰りパサージュ巡り。
日曜日で大半の店が休みにも関わらず人出があり、ギャラリー等の展示を楽しんでいる。
然し南に下るにつれ閉鎖や改装中が目立つ。
途中日本へ行った事があると言うご機嫌のおっちゃんとおしゃべり。
そして宿までの道で出会ったものは
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そしてお決まりの