春が来た
冷たい雨の後に暖かい日差しが戻ってきた。そして一気に桜が開花し今や満開。川沿いの桜を愛でながらの早朝ウオーキングの日々を送っている。
療養生活後の一時期、練馬区に居住していたとの縁で石神井公園のふるさと文化館で"生誕90年記念藤沢周平展」が開かれている。併せて嘗ての担当編集者の講演会が催されるという事で出掛けた。暖かい陽気の日曜日とあって、公園は家族連れで賑わっていた。最寄り駅から会場までの15分ばかりの歩行は結構汗ばむほどであった。
一時期、氏の作品を手当たり次第に読み、本棚には殆どの作品があり講演を楽しみにて臨んだ。ところが、この陽気の中でひと汗かいたせいか、高齢の講演者の語り口のせいか、迂闊にも途中から意識が無くなっていた。残念であっただけでなく、講演者には申し訳ない気持ちで会場を後にした。
ふるさと文化館の裏手に区内で唯一残されていた古民家が移築されていた。豪農が明治20年頃建てたもので、ある意味何処にでも見掛ける建物であるが、身近なものとしての関心から立ち寄った。興味深い見所もあったが、ガラス越しの"光と影"にしばし立ち止まった。。「春が来た」を感じさせた。
旧内田家廊下 練馬区 2018/03/25
そして、又々此処でも以前話した"自己流 deja vu"が訪れた。
朝のクエンカ駅 Cuenca/スペイン 2012/10/01
タンジェ市街 Tangier/モロッコ 2015/07/0
勝手口の脇で見かけた井戸は特段珍しいものではなかったが、その形が気になり語源辞典で調べてみたが残念ながら関係は無かった。
旧内田家の井戸 練馬区 2018/03/25
柳沢吉保が築庭した六義園に枝垂れ桜のライトアップを観に出掛けた。庭は見応えがあったが、肝腎の枝垂れ桜は染井吉野より早咲きの為、すでに少しばかり寂しい姿であった。又、私が最も気に入っている桜に再開すべく吉祥寺(文京区)に立ち寄った。こちらの桜も枝垂れ桜であるが期待を裏切らない姿で待っていてくれた。
振袖火事で移転してきた吉祥寺 2018/03/28