出会った牛
明けましておめでとうございます。
昨年は予期せぬ事態で一挙に閉じこもりの一年となってしまいました。さて、今年は嘗てのような街歩きができるようになるでしょうか。
今朝、恒例の歩き初めで隣の区に跨る公園で初日の出を拝んできました。お裾分け致します。
後ろを向くと背後のグラウンドには地上の初日の出。
さらに、横に回り込むと・・・
今年は丑年という事で歩き旅で出会った牛を記憶の引き出しから引き出しました。
2012年の最初のサンチャゴ巡礼を無事終え、アンダルシアへのバス旅でセビリアへ向かい昼食で立ち寄ったバルで出会いました。闘牛の街だけに本物の闘牛だそうです。壁から飛び出して来そうな迫力でした。
2013年のポルトガルのリスボンで巡礼出発前に出会った牛です。地下鉄の駅のホームの壁面にこうした絵やアズレージョ(絵タイル)の装飾が展開しており、半日間地下鉄に乗り降りしながらのアンダーグラウンドミュージアムを楽しみました。
2013年、スペイン北部の巡礼路「北の道」の途中で出会った田舎町の牛の市です。買い手はお尻で良し悪しを判断するのでしょうかね。
2015年、「銀の道」で出会った牛はいいお尻をしていました。じっと見ていると年配の女性に見えてきました。
巡礼路を歩いていて出会うのは人間よりも家畜の方が圧倒的に多いですね。日本の中山間地では人も家畜も見かけなくなりました。
この写真を見ていると地元のミュージアムで出会った坂本繁次郎さんの牛が思い浮かびました。
2018年、フランスの巡礼路を歩き、はるか彼方のピレネー山々を背景にゆったりと歩いている牛を眺めていると、巡礼最終日の疲れも吹っ飛んでしまいました。
”野面積み”のテーマのもとに、2015年から書き続けてきたブログも7年目を迎え、今回で419便となりました。今後も知力?気力が続く限り描き続けて参ります。