7月3日 何処で 何を
2014年7月3日
「北の道」巡礼後10日間のバス旅を終え、MadridのBarajas空港から10時50分の便で帰国の途に着く。最後の写真は空港内のスターバックス。コーヒー注文時に名前を聞かれNoboruと伝えたが、渡されたカップにはNovodoとあった。
因みに、「北の道」巡礼の45日間の旅での出費は約35万円であった。格安航空券、超安価な巡礼宿そしてノングルメの結果だ。
2015年7月3日
Sevillaをスタートした「銀の道」37日間の巡礼を終え、6月28日電車、バスを利用したスペイン周遊へとMadridを後にした。 Zaragozaを経て5日間のBarcelona滞在最終日、訪問予定のガウディ作品の〆は彼の大スポンサーの邸宅であるグエル邸である。財力を示す豪華な内装である。
屋上には細かく砕いたタイルが張りつめられた煙突が立ち並び、ガウディの世界が展開する。
しかし、最も印象に残っているのは薄暗い階段で出会った怪しげな手摺のシルエットであった。
午後、バスでTarragonaに入り宿に荷物を置き街に出る。BC3Cにローマ人により築かれ、人工100万を有した。その後、西ゴート、イスラムと様々な民族が出入りしてきた。今なお多くの遺跡を目にすることができる。就中、私にとっては石の文化のそれにはワクワクさせられる。
旧市街を取り囲む城壁には住宅等の新しい建物が寄生している。
シルク・ローマの残された外壁 にも嘗ての繁栄の跡が伺われる。
海辺の円形競技場とは地下道で結ばれており、当初の全体像がよく残されている。
他の遺跡にはローマ街道が縦貫していた。
大聖堂前の建物の足を踏ん張った石積みには思わずみとれてしまった。
その側の建物には何処かの建物から失敬してきたと思われる石材が顔を覗かせていた。
兎に角ブラブラと街歩きをしているだけで愉しめる。Barcelonaに行く機会があれば是非足を伸ばして訪れることをお勧めする。歩いて回れる上、観光客が少ない。
夕食後宿で休んでいるとドーンドーンと音が聞こえてきた。外を見ると花火が上がっている。大急ぎで駆けつけ、しばし日本の夏を偲んだ。
自身バックパッカーであり,旅行ガイドブック出版社「ロンリープラネット」の創始者であるトニー・ウイーラーは「旅は安ければ安いほど体験が豊富になる」と言う。
「旅の効用」 ペール・アンディション/草思社
ウオーキングのお供であったTBSラジオの「久米宏 ラジオなんですけど」が突然放送終了。歯に衣着せぬトークは聴取者を増やしていた。本人は終了の理由を個人的事情と説明しているが?