5月29日 何処で 何を

2013年5月29日

27日,は「ポルトガルの道」のゴールSantiago de Compostelaに無事到着。28日,ご褒美のポルトガル遊覧に向け往路徒歩越えの西葡国境を電車越え。「ここにポルトガル誕生すAqui Nasceu Portugal 」のポルトガル発祥の地Guimaraesを経て、バスでスペイン国境の城塞都市Bragancaに向かう。下り前方に行き止まりの上りの枝分かれ道路が現れる。ブレーキ異常の祭の緊急避難路か?

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新市街地に到着すると前方に城壁に囲まれた1187年建造のj旧市街地が展開する。

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教会の隣には12Cに建てられ現存最古のかつての市庁舎。小さいながら風格あるロマネスク様式。

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城壁の上の遊歩道 を巡ると、スペインへと繋がる壮大な景観が眼のあたりに展開する。

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2014年5月29日

飛行機の延着で空港から「北の道」のスタート地Irunに向かうバスの姿は無い。咄嗟の判断で鉄道の駅に向かう。近くにいた人に事情を話すと、間もなくIrunに向かう電車が出ると言う。礼を言い大急ぎでチケットを買い電車に乗り込む。危機一髪でスケジュール通りスタート地に立つことが出来た。

Irunは大西洋を望むフランスとの国境の町。宿にチェックイン後ちょっとフランスまでお散歩と洒落こむ。道なりに進むと川に出会う。そのまま進み川に架かる橋を渡るとそこはフランスであった。

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 異国に踏み込んだと言う実感が無い。ふと見かけた建物の壁のFRANCEの文字に教えられた。

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再度スペインに引き返し目の前の道路標識を見る。HENDAYAはさっき訪れたフランスの町のフランス語標記。下のHENDAIAはそのバスク語標記。そうです、ここは西仏を跨ぐバスク地方である。因みに赤い斜線は町の出口を示す。その背後にEUのSPAIN。

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2015年5月22日(先週記述ミスした)

昨日、Madridからバスで「銀の道」のスタート地Sevillaに入る。宿を出てGuadalquivir川を渡り、灼熱のアンダルシアの地を北に向かって歩き始める。

Sevillaの北西9km、ローマの将軍スキピオがBC1Cに設立したローマ遺跡イタリカに出会う。トラヤヌスハドリアヌス、テオドシウスの生誕地とあり、現物の世界史に身を置く。

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足元の敷石に何かの印が彫り込まれている。日本の城の石垣でも目にしたことがある。かつての石工の仕業か。

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開口部から漏れ来るアンダルシアの強烈な日射し。日本の空気の暑さとは異なり、日射しの突き刺す熱さである。

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一面に展開する向日葵は壮大な眺めである。名前にたがわず一斉に太陽に顔を向けている。

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そして、強烈な日射しを甘受しながら荒廃した原野の一本の道を無言で進む。

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2015年5月29日

この日の引き出しにあった記憶は下の二枚のみであった。葡萄畑そして、オリーブ畑。それ以外の記憶はない。

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2016年5月29日

 フランス南西部で川と運河が地中海と大西洋を繋いでいる。その途上の"美しい村"Auvillarの宿の深夜。トイレで見かけた怪しい光はGaronne川中洲の原子力発電所。フランスでは冷却水として川の水を利用する為、原子力発電所は内陸部にも立地する。

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農業国の為、広大な農地の中が進む道が次々と現れ、その中を歩くのは気分のリフレッシュにはもってこいである。

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前方に今日の宿泊地Lectoureの大聖堂、の砲塔の鐘楼が望まれる。先史時代の首都から地域の拠点として栄えた街である。

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市街地に入ると静まりかえった重々しい家並みにが歴史を感じさせる。

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鐘楼の屋上から眺める甍の波、緑の農地、白い雲。心地よい風が吹き抜ける。

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 堂内には見事なフレスコ画

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 お知らせ

読者の方から下記のテレビ番組の情報提供が有りました。興味ある方は

NHK BSプレミアム  「聖なる巡礼路を行く〜カミーノ・デ・サンチャゴ 1500km」

    マドリード在住のアーティストがフランスのLe Puy-en-VelayからSantiago de Compostelaまで歩く

    6/2(火) 8:00-9:00 「宗教の道」  5/26(火)の再放送

    6/2(火) 20:00-21:00 「肉体の道」

    6/9(火) 20:00-21:00 「魂の道」

 

22日の夕方、郵便箱の夕刊の下にマスク。扱いに戸惑いを覚える 。