渋谷パルコの階段

NHKにジャズを聴きに行った。"セッション2020"と言うラジオ番組の収録で、出演は今は希少な存在となっているビッグバンドで懐かしさを伴うひと時であった。

NHKに向かう途上、昭和の時代に一世を風靡し令和に入り忽然と蘇った渋谷パルコに立ち寄った。ファッションには特段の関心を持ち合わせていないが、当然のことながら渋谷そしてパルコを強く感じさせる店づくりになっていた。昨今のインバウンドやアニメを意識し、内装は銀座や日本橋に見られる豪華さとの差別化を図っていた。来店者の年齢層は若者中心から上下に幅が広がっている様に見受けられた。

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上層階にはパルコ劇場等の文化施設があり、その一画でガラス扉のPの文字と自転車のイラストが目に入った。まさに駐輪場のサインである。しかしここは都心の商業ビルの9階である。その場はやり過ごし後日インターネットで調べた。収容台数はわからないが、2時間無料でその後10時間ごとに100円で、営業時間は7〜24時とあり、地上からの専用エレベータを設置している。設置義務が有るのか、それとも顧客のライフスタイルを考えてのことなのか。 

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屋上には屋上庭園があり周りの眺望が開けているが、渋谷駅周辺の夜景を間近に眺められる意外に新規性は感じられない。

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しかし、その展望台に上る階段の途中で目を横にやると別の階段が薄っすらと浮かんで見える。幻の階段か?。よくよく見ると自分が昇っている階段がガラスの手摺に映り込んでいるものだった。でも、一瞬妙な感覚に囚われた。

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階段ついでに。建物外部に沿って階段が降っている。不特定多数が集まる劇場の避難階段かと思ったが、時間に余裕が無かったのでこれも後日インターネットで・・・

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"渋谷の界隈性を象徴する坂と通りを建物に取り込み、渋谷ならではの次世代の街を作る"とある。あの階段は地上まで繋がっており、外階段を使っても店舗にアクセス出来る仕掛けになっていた。再度訪れこの階段を昇り降りしてみたい。

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当日は取り敢えずエレベータで一階に降り、NHKに向かった。

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後日、六本木のTOTOギャラリーで同じ様な経験をした。ショウルームを地階に降りて行くと目の前に"幻の階段"?が現れた。

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後ろを振り返るとそこには今降りてきた階段が・・・

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