第三十五便 6月8日(金) 晴
Aroue -Ostabat Izura 23km
昨日は久しぶりに時間に余裕があり、宿の前のデッキチェアーで日向ぼっこ。広い青空に広がる雲を眺めて過ごす。日本の雲と違い低く密度が濃い感じで、宗教画を見ている感じ。これならノンちゃんも乗ることができるかなと取り留めのないことを考えながら過ごす。
雲もそうだが樹木も興味深い。
出発後木々の間からピレネー山脈が頻繁に顔を出し始める。
そしていつ終わる事なく続く泥沼状態は何処かの政界を思い出す。テレビも新聞も全く縁のない一ヶ月。
こちらでは結構犬が放し飼いで吠えかかる。あのイタリア人がいれば面白かった。
フィナーレを明日に控え圧倒的な情景が迎えてくれた。300mの小高い山に一気に登るとピレネー山脈の大展望が待っていた。そして360度のパノラマ。
昼食を取りながら値千金の景観を独り占め。
最後の宿泊地Ostabatは石造の建物が目を引く。建物のコーナーと開口部を残して白く塗り込めここでも巧まざるデザインが施されている。そしてエントランスの上には何やら曰くありげな石板が。
わが宿には何と1763 の数字。
そして究極は教会のデザイン。
ついでに通りかかった農作業車を紹介。