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手本は二宮金次郎

 私の知る金次郎は薪を背負い本を読みながら歩いていた。ところが最近の金次郎は腰を下ろして本を読んだり、本は脇に抱えて歩いているそうだ。オリジナルの姿は"歩きスマホ"を誘発するとの教育的配慮?からとも言われている。このでんで言えば今後は卒業式で"蛍の光"は歌われなくなってしまうのではなかろうか。暗いところで勉強すると"視覚障害"を誘発するとの理由から・・・

昨年の晩秋二度目の熊野古道"伊勢路"を歩いた。曽根と言う海に面した集落を歩いていた時、立派な木造建築を見かけた。出会った人に聞くと廃校となった小学校で、今は幼稚園と郷土資料館として利用されているとのこと。近づいて行くと、入り口の前には小学校時代に設置されたと思われる二宮金次郎像が建っていた。田舎町の為交通量も少なく、高齢化も進んでいる為か本来の姿のまま歩いていた。

私はそれよりも、屋根の少し波打った棟瓦に並んで生えていた草木にこの町が歩んできた歴史を感じていた。

単調な道を歩き続けていると、時にフット頭の中が真っ白になっていることがある。何かをしながら歩くのは危険かもしれないが、何もしないで歩くのにも危険を感ずることがある。

 

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