ガウディを訪ねて⑩-グエル公園20150630

最終訪問地であるグエル公園に向かう。二度目の訪問であり前回は入場券無しで入れたが、今回は有料で30分毎に400人の入場制限とのこと。混み具合が分からないので事前にネットでチケットを購入した。

正門の手前の通用門らしきところから入る。門扉は目立たないがらしさを感じさせる。
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 他所で期待していた内部見学ができなかった為予約時間より早く到着した。係員の兄ちゃんに入場者も少ないので前の組で入れてくれと頼むと「よし分かった」と責任者に頼みに行ってくれた。結果は予約時間以外はダメとの事。このアバウトな国で変なところで厳しい。お蔭で休む所もなく強い日差しの下で30分強立ちんぼで過ごす。

今回は中央広場をクネクネと縁取る転落防止を兼ねたベンチをじっくりと楽しむのが目的。 表面は色とりどりの破砕タイルで覆われ、どこを切り取ってもアートを感じさせる。だから誰が撮っても芸術作品もどきの写真がゲットできる。多くの観光客がいるが時として部分的に無人の部分が現れる。そこをねらってパチリ。

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 近くで見ると破砕したタイルを再度再現した部分もあるが、多くはランダムに貼り付けている。それが全く不自然さを感じさせない。

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図柄も色彩も千変万化であるが子供の描いたような図柄も見かけられる。 

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波型のベンチのデザインは単に奇をてらっている様に見られるが、石膏で人型を取って座り心地まで追求した結果である。

目を前方に移せば青空と地中海を背景にサグラダファミリア教会が収まり、いかにもバルセロナにやって来ましたと言った写真までも撮れる。

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 破砕タイルは曲線を使った建物の屋根にも使われているが、見事なまでに自然に収まっている。

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 又壁面には市松模様で覆った部分も見かけられ何と無く「和」を感じさせる。

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歩き回った疲れもあり他の部分はパスしそのまま宿に向かった。大満足のてんこもりの1日であった。