取り敢えずの総括

5月26日(木)   〜新宿    晴

7時に新宿到着。到着は従来の西口の路側。バスタ新宿が出来てもまだまだ収容しきれない程の高速バス需要がある。ところでバスの乗り心地は三列シートの為幅が10cmばかり広く、間隔も広いためリクライニングも十分。ひとつ言わせてもらうと腰の部分の収まりが悪いが、疲れていたせいか熟睡できた。
すでに新宿は激しく動き始めている。限りなく膨張する都会と限りなく縮小してゆく地方、とりわけ中山間地域。日本の両側面に短期間に身を置いてみると、今後の日本の行く末が大いに気になる。
我が家に到着したが玄関に出迎えてくれたのは二匹の猫。自分勝手の放浪で仕方がない。

今回の歩行距離は約300kmで、1日あたり20kmと今までの歩きに比べれば楽勝のはず。高低差も最高850mと大きな差はない。なのに今回が最もハードな歩きとなった。理由は急峻な峠越えの連続でしかも足元は最も歩きにくいガレ状態の階段。石畳は少しは楽だが延々と続くと腰や膝にダメージ。完全に舐めていました。多雨地帯で雨は覚悟していたが、下りはそろりそろりとと足を運ぶがちょっとでもバランスを崩すともうダメ。変に踏ん張るよりもザックをクッションにして後転する方が怪我をしない。
荷物は出発時は10kgとスペイン巡礼時の12kgより軽量であったが、途中で頂いたペーパーや石の一輪挿し等、そして水を加えると最終的には12kgになった。
今目の前でテレビタレントの登山番組をやっており、荷物はボリュウム的に私と大きくは変わらないように見えるが軽口を叩きながらすいすい登って行く。ザックには何が入っているのだろう。
体重は出発時は64kgだったが帰宅時にはやっぱり64kg。いつもは5kgは落ちているのになぜだろう。期間が短かったせいか。でもお腹はちょっとばかり凹んでいる。
靴は去年のスペイン行きの時のもので踵がすり減っている。これがスリップの一因でもあった。穴が開く寸前となったので例により宿に預けてきた。ご苦労であった。
お陰様で今回も怪我や病気も無く無事帰宅できた。自分なりに絶えず注意はしていたが、ブログで同行していただいている人の事を考えると迂闊なことはできないと身が引き締まった。

今回は絵柄がないので途中で出合った猫を紹介する。
田辺のゲストハウスのねこ。管理人が野良を連れ帰って飼っている。おとなしく近寄っても逃げないで弱々しくなく。少し病弱気味。
f:id:peregrino:20160526190155j:image
ご無事なお着きで
和歌山城の石垣を眺めていた時怪しき影
f:id:peregrino:20160526194234j:image
忍びの者参上

テレビの"プレパト"を見ていて駄句が浮かんできました。展望台に登り眼下に突然丸山千枚田を目にした時

      マチュピチュに似たり見下ろす千枚田
      マチュピチュを見たり丸山千枚田

f:id:peregrino:20160526200721j:image

  お後がよろしいようで………