笑門/千客万来/蘇民将来

5月11日(水) 伊勢市7:05〜栃原13:30
        24.5km 曇一時小雨

昨日は伊勢市駅近くのゲストハウス風見荘に宿泊。シャワー/トイレ共用で自炊用のキッチンそしてFREE WIFI。個室かベッドを選択。
街歩きの後キッチンでブログを書いていると側で調理が始まり、管理人が「良かったら500円出して一緒に食事しませんか。コストパーフォーマンスは保証できませんが」と声をかける。疲れていたし外は雨。否応なく参加。参加者は管理人の外は寝食付きのボランティア3人。台湾から来た介護士の女性で1ヶ月滞在予定。そして埼玉と岐阜から来た若い男性。常連客のこれ又神奈川の介護士の女性。そして私。食事が済むと恒例のあみだくじで後片付け役を選ぶ。なんと大当たり。
泊り客は10人位で日本人は4人。
7時過ぎに出発。旅の無事を祈ってまず外宮へ。大きな荷物を担いでいるが、警察官もノーチェック。雨模様のもと舗装道路を進み、2時間後に城下町田丸。ここで大和からの初瀬街道と出会うので、かつてはここで参詣者は身なりを整え熊野に向かった。
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最初の峠は「女鬼峠」(120m)。我々にとっては何と言うこともない峠であるが、名前から類推するに、嘗ての生活道路としては大変な道だったのであろう。
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大八車が往来していた証の轍跡

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峠の切通し

里の家々の入り口には正月の注連縄。この地方の民間信仰で、正月に飾り付け年末に翌年のものに交換する。そのため一年間正月気分に浸っている?
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今日の宿はこれ又江戸時代創業の「旅館岡島屋」。しかし現在の建物は残念ながら築60年。早く着きすぎ玄関が閉まっていたが、気配を感じたのか間もなく開けてくれた。御主人はサラリーマンを辞め後を継いだが、客が少なく大変と言う。しかし話好きで玄関口で長々と話し込む。

いつものように歩き始めは体が慣れていないために辛い。膝でなく腰が笑い歩きがダッチロール気味。でもご主人が直ちにいれてくれた熱い風呂で疲れは吹っ飛ぶ。

部屋のすぐ横を時々列車がゴーと通過する。まさか夜中は通らないと思うが。