伊勢路を歩く

サンチャゴ巡礼を終え帰国した時にはいつもこれが最後と思う。しかし年末が迫るに連れ放浪虫が蠢き出す。今回も……
体力・気力減退の自覚と海外の経験を踏まえて日本の巡礼路・参詣道を歩いてみたいという思いが重なり、念願の熊野古道を歩くこととした。
熊野古道と言えば「中辺路」がメジャーな参詣道であるがあえてマイナーな「伊勢路」を選んだ。
伊勢路は、伊勢参宮を終えた庶民が地域の生活道を歩いて熊野三山に向かった道。峠の連続で、雨も多い。
5月11日伊勢市を立ち熊野三山に向かう。帰途は「中辺路」を逆行し、田辺を経て京都の皇族が歩きを始めた「紀伊路」を大阪天満橋を目指す。到着は5月31日の予定。21日間で約500kmを歩く。気候の良い時期を選んだが、サミット騒動の影響が若干気がかりである。
f:id:peregrino:20160505095337j:image

スペインでは主としてコース上にある巡礼者宿"Arbergue"を利用したが、ここでは一日の歩行距離と相談しながらインターネットで探し、なんとか民宿/旅館/簡易宿泊所(ゲストハウス等)/ユースホステル等を見つけることが出来た。宿近くに飲食店がある所では地元の人との接点を求めて素泊とし、夕食は住民行きつけの店へ出向く事とする。

準備も整いました。今回も記録を兼ねて毎日ブログにアップしますのでお暇な時に覗いて歩きを共にして下さい。