読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Mono 猿

ウオーキングで途中の高台の公園から初日の出を拝んで来ました。
新年明けましておめでとうございます

今年は申年。猿といえば日本では各地で野生の猿に出会うことができ、昨今猿と出会うことが世界中から押しかけている観光客の一つの目的にもなっています。そう言えばスペインやポルトガルで多くの山道を歩きましたが猿に出会うことはありませんでした。美術館でも猿をモチーフとした作品も見かけることがありませんでした。ところがあるところでついに出会ったのです。それもスペインの学園都市Salamancaの 新カテドラルの東側の入り口の右側の柱に掴まっていました 。容貌は日本の猿と異なりますがまさにサルでした。
f:id:peregrino:20151231165505j:image
さらに左に目をやるとそこには何とサルならぬ宇宙飛行士。この教会は16〜18世紀に建てられており、何故こんな所にこんな物が。聞いてみると改修の際に職人がいたずら心で入れ込んだとのことです。Salamancaの旧市街は世界遺産に指定されておりこの教会もその重要施設の一つです。修復は指定前と思いますがこうしたいたずら心を許す広い心と言うかアバウトな心と言うか妙に感心してしまいます。なお日本にも氾濫している彼らがアートと称すイタズラ書きは国中にめったやたらに見うけられます。
f:id:peregrino:20151231172625j:image
そう言えば以前スペインの北東部のBorjaという村のSanctuary of Mercy Churchの柱に描かれたイエス キリストのフレスコ画「Ecce Homo(この人を見よ)」を82才の女性画家Cecilia Gimenezが修復をした結果、見るも無残なサル?に変わってしまい「世界最悪の修復画」とまで言われました。ところがこの絵を見たさに観光客が押し寄せ村の振興に寄与し、更に関連グッズの売り上げで修復した画家に多額の著作権料までころげこんでいるとの事です。彼女はいたずら心でキリストをサルと揶揄したのではなく真面目に修復に取り組んだと思います。経済的な恩恵があったとは言え、この事態を平然と見守っている?この教会の信者のみならず、信仰心の深いスペイン国民には頭が下がります。