続・エキナカアート

14日 東京新聞朝刊の“東京トリビア"に地下鉄大江戸線について「環状部の各駅は新進気鋭の建築家により、個性的なデザインや意匠が施された<テーマパーク駅>」との記述があった。しかしリスボンの地下鉄各駅こそこの名に相応しく、大江戸線は足元にも及ばないと言うのが私の感想である。それは空間的にも装飾的にも言えることであり、更には日本が得意とする機能性においても。

赤ラインは更に空港まで延伸されているが、ここで引き返し「サルダーニャ駅」で乗り換え。ここにも
小品ながら色鮮やかなアズレージョ
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サルダーニャ
黄ラインに乗り換えて隣の「カンポ・ペケーノ駅」へ。ここにはアズレージョではないが、陶器で出来た民族風女性の立体像群。
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カンポ・ペケーノ
そして闘牛場の最寄駅ということで闘牛のアズレージョ。闘牛は普通の牛と違い胴長で上半身が筋骨隆々、下半身はきりりとしまった体型。
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カンポ・ペケーノ
更に進んで「カンポ・グランデ駅」へ。独特の青色で描いたなんとも奇妙が人物像。
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ここからポルトガルを代表する造形作家ボルダロの作品を展示しているボルダロ・ピニェイロ美術館が近く、途中の高架道路の足元にもアズレージョ。 
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カンポ・グランデの地上高架道路下
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ボルダロ・ピニェイロの作品

続く