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光と影−4


ピカソの生誕地マラガを訪れたついでに、未踏の地アフリカに足を踏み入れたいとの衝動に駆られた。長期旅行の終盤で体力・気力に若干の不安を感じ、不本意ながら日帰りのモロッコツアーに参加した。つまり昔流に言えば"アフション"である。参加者は約10人で、私以外は欧米人。フェリーでスペイン本土南端のアルヘシラスから地中海をスペイン領のセウタに渡る。海は油を流したように穏やかで、縮緬模様を描いている。。天候のせいか水面に映る光は弱々しい。杉本博司氏を意識してパチリ。全く及びもつかない。
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地中海をモロッコに向かう

小型のバスでティトウアン、タンジェのメディナを巡り、お決まりのおみやげ屋へ。一寸興味を示すと買うと言わないうちから袋に入れ手渡される。気の弱い人はついつい買ってしまう。
アフリカは熱いという先入観に反して、日向を歩いていてもスペインより過ごしやすい。そのせいか日覆いの影の輪郭もスペインほど際立っていない。

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ティトウアンのメディナ

そのせいか、又は明かり取りや通風の為か、通路の天井には帆布でなく日よけ効果があまり多く期待できない御簾状のものを張ったものも見られる。太陽光は通過し日除けの効果は薄いと思われるが、床に映った縞模様の影が、視覚的に心地よい清涼感を感じさせる。

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ティトウアンのメディナ

立ち止まってじっとみていると、入口のドアの額縁を通してみる風景は、一服の絵画を思わせる。

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ティトウアンのメディナ

モロッコは一時スペイン領であったせいもあり、残念ながらスークの佇まいと住人の服装以外にアフリカは実感できなかった。