聖マルコ伝

6月10日(水) 晴れたり曇ったり1時雨
Salamanca6:10~36.0km~El Cubo del la Tierra de Vino14:30
良きパートナーであったLUCIANOが連泊するので、今日でお別れ。再度一人旅。二人の時は安心感と気分転換。でもお互いペース調整に気を使う。お互いそろそろ別行動をしたくなった頃。でも彼のバイタリティーで14日に再会し、15日一日だけ再度同行二人を約束。
今日は晴れたり曇ったりで時々小雨。歩きには丁度いい天気。熱さで苦しんでいた南の方も雨。遅すぎる。こちらの雨は通り雨が多いので雨のうっとしさはあまりない。シャワー、洗濯を終えたとき雷とともに土砂降り。でもあっという間に上がっている。今後4日位こうした天気が続きそう。


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北へ北へと続く道

ところでもう一人のイタリア人のお話
イタリア生まれのマルコという男が地中海沿岸の街CadizからSantiagoに向け巡礼の旅に出た。途中でもう一人のイタリア人と遥か彼方の東洋からやって来た男の二人連れの巡礼者に出会った。しかしマルコは話し合うことを嫌がり、食事を共にしたり、さらには宿を共にするのを嫌がった。他の人に対してもそうであるらしい。ただ黙々と一人で歩を進める。何を目的に、何を楽しみに。巡礼者達は言う。「Santiago到着のあかつきには聖人になるのではないか」
イタリア人は顔をしかめて言う。「何も言いたくない」
そして東洋人は「イタリア人色々」

当事者でないと面白くない。すみません。