最後の難関

5月22日(金)
うっかりして出発前に日焼け止めを塗るのを忘れていました。1時間ちょっとですでに両腕は真っ赤。ポルトガルを歩いたときに東向きで日の当たる右腕がケロイド状態を経験。
ローマ遺跡イタリカを出てしばらくすると広大な農地の中の一本道。両側には麦畑やヒマワリ畑が延々と続く。

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そして今晩の宿泊地Guillenaの手前に予告通りの難関が待ち構えていた。幅1~2mの水路ですが、実態はどぶ川。真っ黒で臭い。普通ですと狭くなったところを飛び越えれる感じです。でも整備不行き届きのうえ、疲れが溜まり腰が笑っている。そして背中には12kgの荷物。そこに現れた地元の人が遠回りをすすめる。落ちたら泥まみれと限界に来かけた体に鞭打ち迂回路を探して歩き始める。約30分後に渡ることが出来た。そこに現れた女性.....宿の人。後から判明したのですが、先ほどの男性の連れ合い。連絡をして網を張っていたようです。プライベートのアルベルゲ(簡易宿泊所)を経営しており、巡礼者専用の公営のものには価格で敵わないで....
結果は下司の勘繰りに反して大当り。料金は変わらず、施設は綺麗な上洗濯までしてくれました。
息も絶え絶えで到着した後、すぐシエスタとは行かず手続きやシャワーをすませ、ビールをがぶ飲みしベッドに転げ込む。
約3時間後に目を覚ますが、まだ頭の中はボーッとしたまま。しばらくの後会話から発展し、フランス人客と管理人のスペイン人を相手に日本語教室。フランス人は全く英語がダメ。翻訳アプリで何とか。という私は散々苦労しているのに、外国語の会話は消極的。単語連発とボディーラングエッジで取りあえずは凌げるので何をいまさらとと思ってしまう。各国の人と意思疎通が出来るので「私はマルチリンガル」。でも文化的なことのような深いところにいけないのが悔しい。
8時過ぎに近くのタベルナに食事に出かける。まだ準備中出あり、少し待ってとのこと。30分後に注文取り。いかにもスペインらしい。お勧めをいただき満足。

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帰りに明日のコースをマチの人に確認。
食事の前に宿の主人に鍵を渡されよろしくとのこと。自分は家に帰り体よく臨時管理人をおおせつかった。
本日は見事な晴
Sevilla7時30分発~22.4km~Guillena14時30分着