サイクルツーリング

JR 東日本が来年から東京-房総半島で自転車を折り畳まないでそのまま持ち込める専用列車の運行を開始するそうだ。スペインやポルトガルで電車で移動していると、時々自転車を押してそのまま乗り込んでくる客と同居することがある。日本のように混み合うこと…

エキナカアート アゲイン

先週は駅舎の中の美術館について書いた。今週は昼食を摂りながら,毎日.BSプレミアムの"関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅"を視ながらポルトガルの旅をしている。以前、リスボンの地下鉄駅のアズレージョアートを紹介(2015/10/09・16・23)したのを思い出し、ipad…

四次元との出会い

以前、年月を経たJR高架下を活用した商業施設を訪れたが、今回は大正三年建設のJR駅舎内の美術館に出かけた。美術館は1988年に開館し、駅舎の復元工事に伴い2012年にリニューアルオープンした「東京ステーションギャラリー」である。何時かはと思いながら、…

私にとっての旅

朝日新聞によれば歴史の教科書から坂本龍馬が消えるかもしれない。そして先週登場した吉田松陰も……。その正否の判断は私にはしかねる。しかし、大学入試に絡めて語られているのが気になる。 ところで、私にとって旅は観光の要素もあるが、歴史の現場に身を置…

マイナーな歴史も楽し

箱根駅伝出場の決まった喜びに沸く国士舘大学が、創立100周年記念として1821年に伊能忠敬が作成した大地図「伊能図」が展示されると聞き世田谷に出かけた。正・副図は既に焼失し今回は米国所蔵の複製を基本としたレプリカであるが、旧体育館の床一杯に並べら…

制約が発想を生む

前々回の続き。湯島天満宮を後にし、一度訪れたいと思っていた鉄道高架下活用の商業施設「2k540 AKI-OKA ARTISAN」に向かう。ネーミングは"東京駅から2,540m,秋葉原と御徒町の間に位置する「ものづくりの街」"を意味する。優れた発想力と意欲を持つ若手のク…

心で聴く

リタイアー後は一生活者として新聞は全国紙から地域紙に切り替えた。その新聞社が主催するフォーラム「知らない 知りたい 沖縄」に出かけた。 基調講演は本人曰く"自民党出身"の翁永沖縄県知事。「本土の人に沖縄県民の傷みを分かってもらえるのは容易ではな…

神頼み

"師走の衆議院選挙が通り過ぎて行った。まさに乗る予定のないバスがどこからか現れ、あっという間に通り過ぎて行ったと形容するのが一番実感に近い。ほんとうに有権者をなおざりにした選挙だった。" 高村薫さんが読売新聞「寸草便り」2014年12月25日に寄せた…

国家とは

カタルーニャ地方の独立問題でスペインが揺れている。一部では裕福なカタルーニャから多額な税金を吸い上げる一方、国家からの分配が不当に少ないという経済的な問題に住民の不満が高まっていると言われている。しかし私は個人的には言語・文化の問題だ主と…

引用の断片

最近申し訳なくも他人の文章の引用に堕している。今回も池澤夏樹さんの「叡智の断片」(集英社インターナショナル 2007/12/19)から。まずは自戒の念から 引用というのは自分の意見を飾るために叡智の断片を借りることだから、意見を言わない国では使い道がな…

一期一会を楽しむ

NHKのブラタモリが異例の3週にわたって高野山を取り上げた。私も昨年末九度山から町石道を経て高野山に入り熊野古道「小辺路」へと抜けた。番組の中身は結構濃く再度の訪れの誘惑に駆られた。 東京新聞夕刊で俳人の黛まどかさんの四国遍路体験が「同行二人」…

回り道

以前ラウンド・アバウトについて書いたことがあるが、最近その仕組みをわかりやすく書いた文章に出会った。少し長くなるが紹介しよう。 イギリスでラウンド・アバウト、フランスではロン・ポアンと呼ぶ。 具体的に言えば、交差点が環状道路になっている。車…

伊勢へ七度(たび)熊野へ三度(ど)

信心深い事の例えだそうだ。私は四度と五度訪れており信心深さに今一歩と言うところか。内田樹×釈徹宗著の「聖地巡礼 Rising」を読んでいて、気になったコメントがあった。ご両者が数人の仲間と熊野古道を巡礼しながら対話をしており、その中の熊野那智大社…

旅に出る訳

最近毎年国内外でロングトレイルに出かけている。それも年甲斐もなく一人歩き旅。何故かと問われてもうまく説明できない。しかし、旅に関する本を闇雲に読んでいる内に「これだ!」と言う書き物に出会った。少し長くなるが安易との誹りを免れないが転用させ…

南蛮道路交通事情

最近、自動車事故の頻発が気になる。 サンチャゴ巡礼でも歩車未分離の幹線道路では事故と隣り合わせで歩くことになる。すぐ脇を自動車が猛スピードで走り抜ける。警官OBのフランス人と同行時には、道路の右側や車道寄りを歩いて何度も厳しく注意を受けた。ス…

旅の安心・安全

最近バルセロナで起きた出来事には少なからず 他人事ならぬものを感じた。 一昨年「銀の道」歩いた後今回がスペイン最後の旅との思いがあり、二週間かけて鉄道とバスで各地を訪れたが、バルセロナでは4泊しガウディの作品巡りをした。その時の宿が事件発生場…

スペイン料理と言えばパエリャ

日本人にとってスペイン料理と言えばパエリャであろう。ところが益野 碧さんの「スペイン・ライフ」においては、オリーブのタイトルの中で300字にも満たない記述である。ところが、"トルティリャ"はタイトル付きで1,000字弱。これでいいのだろうか。いや、こ…

トルティリャ・エスパニョール

先週紹介した本「スペイン・ライフ」にトルティリャがおふくろの味として取り上げられている。 トルティリャとは、オムレツのことだ。いや、そう簡単に言ってしまってはいけない。この国のトルティリャには、百以上の種類がある。トマトや茄子、カラバシン(…

世界で一番すてきな国

先日図書館で「スペイン・ライフ」(益野碧 文芸社)と題した本を目にし、そのタイトルに惹かれ早速借り出した。著者は大学在職中にスペインに留学し、退職後にスペインに居住して文化を研究し、その経験・知識を一冊のエッセイ集に纏めたと語っている。100ペ…

記憶は蘇る

ロマネスクの時代にスペインという国家は存在しない。十一,十二世紀のイベリア半島は、キリスト教世界とイスラム世界に引き裂かれていた。 中略 スペインという統一国家の誕生する以前のイベリア半島の複雑な歴史。その錯綜こそが半島に残る多彩な中世キリス…

山のくまさん

先日NHKの"人名探究バラエティ 日本人のおなまえっ"の動物に因んだ名前をテーマにした番組をチラ見していて、あるコメンテーターが熊の付く名前の由来について話しているのを耳にした。<元々は地名の熊野の由来の一つにあるように辺境を意味する「隈」からき…

immobile

「世界報道写真展」を開催中の東京都写真美術館を訪れた。近年の世情を反映して中東の内乱やテロを題材としたものが多く、中には目を背けたくなるようなシーンも見受けられたがこれが現実である。 同時開催のインドの女性写真家ダヤニータ・シンさんの「イン…

いつも旅のなか

人それぞれであり旅のスタイルも色々である。従って私は他の人が何故旅に出かけ、どんな旅をし、何を見て何を感じているかに大いに興味があり、ドキュメントやエッセイ等旅関連の多くの本が本棚に並んでいる。 今手元には直木賞作家の角田光代さんの「いつも…

スペインの赤

「私はダリの娘」 政治不信のニュースのオンパレードの中で親父ギャグにもってこいのニュースがピカリと光を放っている。 ホンモノのダリの世界を実感すべくバルセロナ滞在中の半日を割いてフィゲレスに出かけた。約2時間の電車旅の後、駅から旧市街地を抜け…

旅は道連れ

フェイスブックが何者かと試しに登録したところ、友達探しになんとスペインやポルトガルで何日間か共に巡礼路を歩いたイタリア人が二人顔を出した。プロフィールには何も触れていないのにどうして私に結びつけたのか不思議である。 巡礼路を歩いていると歩行…

歴史を歩く

最近「チバニアン申請」がニュースになっており、十分に理解できていないが地球の歴史の空白部分を埋める画期的なことらしい。ネアンデルタール人や北京原人が生きていた数十万年前のことであり、人間の歴史と言うより地球の歴史に属するものと思うが、これ…

旅人よどの街で死ぬか

私はここ数年旅を続けている。それも主として国内外を長期にわたり一人で歩き回るものでもので、所謂ロングトレイルである。何を老境に達した今になってあえて辛い旅を始めたのか。いつか自分なりに整理してみようと思っていたところ、最近作家の伊集院静氏…

一本の道

テレビでは連日真夏日の話題が続いている。先週はその真夏日の"一本の道"「塩の道」を歩いていた。身体が萎えていたせいもあり、スペインでの熱い日差しのもとでの巡礼行以上の辛さを感じた。 先日一ヶ月ぶりにBSプレミアムで "一本の道"を視た。一本は翌日…

安曇野点景-2

安曇野市穂高~松本市 18km 晴れ 昨日の宿「ごほーでん」はビジネス民宿と歌っているが、建物は三階建てのでっかい木造の民家風を20年前に建てたものだそうだ。リゾートホテルと言っても通りそう。しかし宿泊客は殆ど建設現場の職人。どうもしっくり来ない。…

安曇野点景

信濃大町~安曇野市穂高 22km 晴れ 大町市は大きな街のためかローカル色のある宿が見つからずありきたりの駅前旅館。宿の人や他の泊まり客とのコミュニケーションもなく早めに寝込む 。 相変わらずの晴れであるが、地形の関係で道路が日陰となり、おまけの背…