第三十四便 6月7日(木) 曇時々晴

Navarrenx - Aroue 18km 

私に与えられた部屋は個室。
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幾ばくかのドナティーボを置く。Navarrenx は「美しい村」の一つの城壁で囲まれた要塞都市。
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城内にはこの地方独特の屋根の家々。端が上がっているのは理由は定かではないが魅力的。
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久しぶりに会ったうちの一人はウイーン在住の40代の男性。コンピュータ関係の仕事を辞め巡礼に。二輪車を引きテント生活で3ヵ月かけコンポステーラへ。髭はその時まで手をつけないとのこと。

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暖炉の前でのバイキングの夕食は11時過ぎまで。寝たのは12時を過ぎたが何時もの6時には目覚める。熟睡のせいか寝不足感は無い。

一昨日遂にピレネーが目に入ったが、今朝は山上の雪もくっきりと。

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そして二人目の団体客以外の日本人。イギリス人の主人との間の二人の娘さんを学校へ。
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今日は一段の青空。

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 カブトムシの様な散水装置。

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ここで野面積みの石を一つ。数日前に見たサイン。

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踏み切りに近づくとレールは錆び草ボウボウ。機関車はもとより電車さえも通っている形跡なし。

第三十三便 6月6日(水) 曇一時は晴

Arthez de Bearn-Navarrenx 32km 

朝食は経営者のブーランジェリーで。
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昨日までの雨はあがったが足元は最悪。昨日夕食の時隣り合った席に座ろうと気遣ってくれたアメリカ人と、会うと何時もサバを繰り返すフランス人と前後しながら歩く。無事山を越えた。

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 生卵を5個飲む

今日の宿は日本語を話し人がいるとのことで選んだ。日本人がホスピタレイロを勤めていたが既に帰国。でも主人は少し日本語を話す。キリスト教の奉仕団体の経営らしく全ておもてなし。洗濯まで。全く申し訳ない。夕食前の一時の香草酒。突然侍の出現。ご主人である。
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食事はカレー味のスープ。そしてピッツァと野菜たっぷり。おまけに大サービス。

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詳細は改めて。

 

 

 

 

第三十二便 6月5日(火)

 Arzacq Arraziguet - Arthez de Bearn 30km

昨日の昼に雷を伴って降り出した雨が歩いている間降り続いた。

夕食はパスタサラダにポークと野菜(2種類のポテト/なす/唐辛子の親分?)の煮付け。デザートはチョコたっぷりのエクレアと梨のパイ。全て美味であったが、バゲットが最高。それもそのはず経営者がブーランジェリー

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詳細は後日。

 

第三十一便 6月4日(月) 晴一時雨

Aire sur l' AdourーAmrzacq Arraziguet 32km

広大な畑の間を歩く単調な一日。

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泥濘とのお付き合いは続く。舗装道路はその心配はないが膝に堪える。道路脇の草むらは靴が沈む込む。そこでその間の靴幅くらいの土部分を選んで歩く。長距離を歩くと膝に影響が出て体が左へ傾き出す。そんな時に撮った写真も左に傾く。

Arzacq の教会で出会った管理人の老女が話しかけてきた。フランス語しか話せないが会話は成り立った。息子さんが東京の大学にいるらしい。最後にはご接待まで受けた。

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教会内で一人の男性が静かに祈りを捧げていた。初めて見た。フランス人はスペイン人程信心深くないと聞いた。

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床にステンドグラスの光。次の瞬間無くなっていた。自動で照明がついたためらしい。
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大した記事が書けないのでここで私の脚の紹介をしよう。先ず日本人特有の短足/O 脚で左膝は骨が破損(三年間のリハビリ)/右足は何故か外反母趾/左足は魚の目の痕/そして日本人には珍しく人差し指が最も長く何時も爪がやられる。幸いにして扁平足ではない。

今日も気に入った木を紹介。
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第三十便 6月3日(日)晴

Nagaro - Site sur L'Adour 28km 

昨日の宿の寝室が珍しかった。20ばかりのベッドが円形に配置されていた。

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今日から4日連続で30km前後。後一週間となり、最後の一踏ん張りが要求される。暑さが少し応え出した。

昨日は予約していた宿がチェックミスで市街地から3kmの所。一度予約を断られた公共の宿に床の上でもと直談判に出かけた。昨日の宿で不在の管理人に連絡をしてくれた女性が突然目の前に現れ、フランス語しか話せない管理人に交渉しOK を取ってくれた。そして昨日と今日のルートミスの立ち往生の現場に突然現れた。感謝!そこで皆さんに御紹介。

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宿泊地の世界遺産は煉瓦造か?

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そしてカテドラルは天井画と柱が美しい。

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 話題が少ないので昨日であったお気に入りの樹木。

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第二十九便 6月2日(土)晴

Eauze-Nogaro 20km

スペインでも日本でも「光と影」に興味を持った。フランスではスペインの様な強烈さはなく、日本の様なわびさび?も無い。昨日の教会で見た床に映ったステンドグラスの色と歩道上の頭上のランプの影。何でもないが面白いと思った。

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今日は泥んことは少し縁が切れかかったと感じた。相変わらず葡萄畑だがとうもろこし?

かと思われる苗が見られた。あの曲線が巧まずして美的なものになっている。
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Nagaro の教会ではステンドグラス

/フレスコ画/柱頭彫刻が見られた。
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第二十六便 5月30日(水) 曇後晴

Lectoure〜La Romieu 19 km

昨日の教会の写真は間違い。正しくは

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朝英国人が、お前は夜寝ている時にピピをするかと聞く。すると答えると自分は4〜5回すると言う。お互い加齢の影響に苦笑い。

今日も泥濘との戦い。時々会う男が今日はgood day と言って泥で汚れた自分の腰とザックを見せた。見事転倒。こちらもgood luck と返した。
今日は猫の街で知られる La Romieu 泊り。理由はいつものように後日。15匹見つけたがとりあえず数匹紹介。
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序でに仲良くなった観光案内所のお姉さん。洋服が良いと褒めた。

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世界遺産のコレジアルはごシックと言うがどうもしっくり来ない。
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フレスコ画が素晴らしい。

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 ここでも約160団の階段を登る。ウジ虫となんとやらである。ここでは珍しく教会の屋根裏に上がれた。
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